SNMP Polling 設定ファイル生成ツール
KTranslateでSNMP監視を行うための設定ファイルを生成・管理します
🌐 グローバル設定
SNMP Pollingデバイス設定
デバイス名 | device_name | device_ip | port (デフォルト: 161) |
SNMP Version | snmp_comm (コミュニティ文字列) |
oid (sysOID) |
provider | description | poll_time_sec (オプション) |
user_tags | 操作 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デバイス1 |
|
||||||||||
デバイス2 |
|
デバイス名 | device_name | device_ip | port (デフォルト: 161) |
oid (sysOID) |
provider | description | poll_time_sec (オプション) |
user_name (SNMPv3ユーザー) |
authentication_protocol | authentication_passphrase | privacy_protocol | privacy_passphrase | context_engine_id (オプション) |
context_name (オプション) |
user_tags | 操作 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デバイス1 |
|
|||||||||||||||
デバイス2 |
|
📋 パラメータ設定について
device_name 必須
デバイスを識別するための一意な名前です。英数字、アンダースコア(_)、ハイフン(-)のみ使用可能。
例: router01, switch-01
device_ip 必須
SNMPクエリを送信するデバイスのIPアドレスです。
例: 192.168.1.1, 10.0.0.100
port 任意
SNMPクエリを送信するポート番号です。デフォルトは161番ポートです。
例: 161, 1161
snmp_comm 必須*
SNMPv1/v2cで使用するコミュニティ文字列です。SNMPv3使用時は不要。
例: public, private
oid 必須
デバイスのsysOIDです。デバイスの種類を識別するために使用されます。
例: .1.3.6.1.4.1.9.1.1
provider 任意
New Relicでのエンティティ合成で使用される値です。デバイスの種類に応じて選択。
例: kentik-router, kentik-switch
description 任意
デバイスの説明や用途を記載します。管理しやすくするための情報です。
例: メインルーター, コアスイッチ
poll_time_sec 任意
デバイスをポーリングする間隔(秒)です。指定しない場合はグローバル設定値が使用されます。
例: 60, 300, 600(秒)
user_tags 任意
デバイスに付与する追加属性です。メトリクスに含まれ、分析やフィルタリングに使用できます。
例: location=Tokyo, environment=production
💡 設定のポイント
- SNMPバージョン: v2cが一般的ですが、セキュリティを重視する場合はv3を使用してください。
- コミュニティ文字列: セキュリティのため、デフォルトの「public」から変更することを推奨します。
- sysOID: デバイスから取得できます。snmpwalkコマンドで確認可能。
- provider: New Relicでの可視化に影響します。適切な値を選択してください。
- ポーリング間隔: 短すぎるとネットワーク負荷が増加します。通常60秒〜300秒が適切です。
🚀 SNMP監視コンテナ起動手順
ktranslateでSNMP監視を開始するための手順です
1
環境変数の設定
New Relicの認証情報を設定します
export NEW_RELIC_API_KEY="your_license_key" export NR_ACCOUNT_ID="your_account_id"
2
設定ファイルの準備
設定管理タブで生成したYAMLファイルを保存します
# 設定ファイルを snmp-base.yaml として保存 # 設定管理タブで生成したYAMLをコピーして保存してください
3
コンテナ起動
SNMP監視コンテナを起動します
4
動作確認
コンテナの起動状態とログを確認します
コンテナ状態確認
docker ps | grep ktranslate-snmp
ログ確認
docker logs ktranslate-snmp
SNMP接続テスト
# SNMPクエリをテスト snmpwalk -v2c -c public 192.168.1.1 1.3.6.1.2.1.1.1.0
New Relicでの検索
# New Relic Insights/NRQL SELECT * FROM Metric WHERE instrumentation.provider LIKE 'kentik%' AND metricName LIKE 'kentik.snmp%'
🔧 トラブルシューティング
コンテナが起動しない
環境変数や設定ファイルの問題
- NEW_RELIC_API_KEYが正しく設定されているか確認
- NR_ACCOUNT_IDが正しいか確認
- snmp-base.yamlファイルが存在するか確認
- YAMLファイルの構文エラーがないか確認
SNMPクエリが失敗する
SNMP設定やネットワークの問題
- 対象デバイスのSNMPサービスが有効か確認
- コミュニティ文字列が正しいか確認
- ファイアウォールでSNMPポート(161)が開いているか確認
- 手動でsnmpwalkコマンドを実行して確認
メトリクスが表示されない
New Relicでデータが見えない場合
- New Relic APIキーが有効か確認
- アカウントIDが正しいか確認
- 数分待ってからデータを確認
- MIBプロファイルが正しく設定されているか確認
SNMPv3認証エラー
SNMPv3使用時の認証問題
- ユーザー名とパスワードが正しいか確認
- 認証プロトコル(MD5/SHA)が一致しているか確認
- 暗号化プロトコル(AES/DES)が一致しているか確認
- デバイス側のSNMPv3設定を確認
CSV データ入力
期待されるCSV形式: device_name,device_ip,port,snmp_version,snmp_comm,oid,provider,description,poll_time_sec,tag.location,tag.environment,...
portとpoll_time_secは省略可能です(空にすると設定に含まれません)
portとpoll_time_secは省略可能です(空にすると設定に含まれません)
設定ファイル入力
YAML形式の設定ファイルからデバイス情報を抽出してCSV形式に変換します