ICMP監視設定ファイル生成ツール
KTranslateでPING監視を行うための設定ファイルを生成・管理します
グローバル設定
デバイスをポーリングする間隔(秒)。デフォルト: 60
PING監視デバイス設定
デバイス名 | device_name | device_ip | description | provider | ping_interval_sec (オプション) |
poll_time_sec (オプション) |
user_tags | 操作 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デバイス1 |
|
|||||||
デバイス2 |
|
📋 パラメータ設定について
device_name 必須
デバイスを識別するための一意な名前です。英数字、アンダースコア(_)、ハイフン(-)のみ使用可能。
例: router01, web-server-01
device_ip 必須
監視対象デバイスのIPアドレスです。PING監視を行う宛先アドレスを指定します。
例: 192.168.1.1, 10.0.0.100
description 任意
デバイスの説明や用途を記載します。管理しやすくするための情報です。
例: メインルーター, Webサーバー1号機
provider 固定値
KTranslateでのPING監視プロバイダーです。ICMP監視では「kentik-ping」固定です。
固定値: kentik-ping
ping_interval_sec 任意
PINGパケットを送信する間隔(秒)です。デフォルトは1秒間に1パケット送信します。この値を設定することで送信頻度を調整できます。
例: 1(毎秒), 5(5秒毎), 10(10秒毎)
poll_time_sec 任意
デバイスをポーリングする間隔(秒)です。指定しない場合はグローバル設定値が使用されます。
例: 60, 300, 600(秒)
user_tags 任意
デバイスに付与する追加属性です。メトリクスに含まれ、分析やフィルタリングに使用できます。
例: location=Tokyo, environment=production
💡 設定のポイント
- ping_interval_secはPINGパケットの送信頻度を制御します。値が小さいほど頻繁に送信され、詳細な監視が可能ですが、ネットワーク負荷が増加します。
- poll_time_secはメトリクス収集の全体間隔です。通常は60秒〜300秒程度が適切で、ping_interval_secよりも大きな値を設定します。
- user_tagsは複数設定可能で、location、environment、serviceなどの分類に使用します。
- 必須項目のdevice_nameとdevice_ipは必ず入力してください。
🚀 ICMP監視コンテナ起動手順
ktranslateでICMP(PING)監視を開始するための手順です
1
環境変数の設定
New Relicの認証情報を設定します
export NEW_RELIC_API_KEY="your_license_key" export NR_ACCOUNT_ID="your_account_id"
2
設定ファイルの準備
設定管理タブで生成したYAMLファイルを保存します
# 設定ファイルを icmp-base.yaml として保存 # 設定管理タブで生成したYAMLをコピーして保存してください
3
コンテナ起動
ICMP監視コンテナを起動します
4
動作確認
コンテナの起動状態とログを確認します
コンテナ状態確認
docker ps | grep ktranslate-icmp
ログ確認
docker logs ktranslate-icmp
New Relicでの検索
# New Relic Insights/NRQL SELECT * FROM Metric WHERE instrumentation.provider = 'kentik-ping'
🔧 トラブルシューティング
コンテナが起動しない
環境変数や設定ファイルの問題
- NEW_RELIC_API_KEYが正しく設定されているか確認
- NR_ACCOUNT_IDが正しいか確認
- icmp-base.yamlファイルが存在するか確認
- YAMLファイルの構文エラーがないか確認
PINGが失敗する
ネットワークやファイアウォールの問題
- 対象IPアドレスにpingが通るか手動確認
- ファイアウォールでICMPが許可されているか確認
- コンテナからのネットワークアクセスを確認
メトリクスが表示されない
New Relicでデータが見えない場合
- New Relic APIキーが有効か確認
- アカウントIDが正しいか確認
- 数分待ってからデータを確認
- コンテナログでエラーがないか確認
CSV データ入力
期待されるCSV形式: device_name,device_ip,description,ping_interval_sec,poll_time_sec,tag.location,tag.environment,...
ping_interval_secとpoll_time_secは省略可能です(空にすると設定に含まれません)
ping_interval_secとpoll_time_secは省略可能です(空にすると設定に含まれません)
設定ファイル入力
YAML形式の設定ファイルからデバイス情報を抽出してCSV形式に変換します